こんにちは!
はつき心療クリニックスタッフです。
毎晩子どもたちがなっっかなか寝ないため、結果的に寝るまでに大量の絵本を読むことになるのですが、
最近子どもたちに好評だった絵本をご紹介させていただきます。
①『タンタンタンゴはパパふたり』

この本は、私が大好きなドラァグクイーンのドリアンロロブリジーダさんが紹介されていたことをきっかけに購入しました。
ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版とのことです。
動物園にはいろんな家族がいます。
でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていて、ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族でした。
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。
一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。
ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。
しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。
ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。
でも石のたまごはちっともかえりません。
そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。
そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです。
子どもたちは、ただこの絵本を楽しみ、タンゴかわいいね~と言っていました。
冒頭で触れたドリアンさんは、「そもそも子どもたちには差別や偏見の心はないはず。
だから絵本や対話を通じて、大人が差別や偏見のない価値観を伝えていくことが必要なのではないか」といったことを話されていました。
私自身スペインにいたとき、大半がいい出会いばかりでしたが、中にはアジア人差別をする人も一定数いました。
あらゆる差別がなくなって、こういった思いをする人がいなくなってほしいなと思っていたので、
これからも絵本や会話の中で、子どもたちに少しずつ伝えていきたいなと思います。
②『どんぐりころころむし』

秋の林はどんぐりでいっぱいです。
茶色いどんぐり、緑色のどんぐり、帽子をかぶったどんぐり……。
どんぐりの宝物、たくさん拾って、おうちのびんの中に入れていたら、いつのまにか穴があき、むしが出てきました。
そっとなでると、むしはどんぐりみたいにころころ転がりました! というお話です。
我が家の次男も毎日あらゆるポケットや袋にどんぐりをぱんぱんにつめて帰ってきております。
保育園の先生から、そのままだとどんぐりから虫がわくので、煮沸されるか冷凍されてくださいねとお話を伺っていましたが、
あ!それがこの虫か…!と理解しました。
長男はなぜか、「どんぐりって実は木の実じゃなくて虫の卵だったってこと!?だまされた…」と謎のショックをうけていました。
虫が大好きな次男は虫が見たいと言って、最近は必死でどんぐりの殻をむいて「虫おらん…」と毎回落胆しています。
色々とおかしな波紋を広げている本ですが、面白くておすすめです。
2025-02-27 12:33:11
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